フード・セーフティ
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21●●自自然然ののももののはは安安全全??自然のものは安全だと考えがちですが、自然の動植物の中には、様々な有毒物質を産生し、蓄積するものがあります。このような生物が作る毒を総称して、「自然毒」といいます。自然毒は、フグなど動物性のものと、キノコやカビなど植物性のものに大別されます。●●動動物物性性自自然然毒毒っってて何何??動物性自然毒の代表であるフグ毒(テトロドトキシン)は、青酸カリの約1000倍の毒性があり、致死率が高く危険です。テトロドトキシンは、フグの体内で生成されるのではなく、食物連鎖により蓄積されるものと考えられています。フグ以外にもヒョウモンダコ、小型巻貝のキンシバイにテトロドトキシンが確認され、本県でも食中毒が発生しています。カキなどの二枚貝も有毒プランクトンの発生に伴って毒化します。貝毒には、麻痺性貝毒と下痢性貝毒があり、麻痺性貝毒の毒性は、テトロドトキシンに匹敵するほど強力です。熊本県では、有毒プランクトンの発生について調査を行い、貝毒発生時には出荷自主規制を行うとともに海域等を公表し、一般の方にも注意を促しています。そのほか、アオブダイやハコフグ類、ハタ科マハタ属などを原因食品とするパリトキシン様毒による食中毒があります。本県でも平成25年にハタ科魚類によりパリトキシン様毒が原因と推定される食中毒が発生しました。●●植植物物性性自自然然毒毒っってて何何??植物性自然毒で注意が必要なのは、素人が採取したキノコです。ツキヨタケ、カキシメジ、クサウラベニタケなどでの事故が多く発生しています。下痢、腹痛などの胃腸症状や視力障害、言語障害、興奮、幻覚などの症状を引き起こし、死に至ることもあります。平成25年には本県でもドクツルタケと推定されるキノコ食中毒で死者が発生しました。「塩漬けにすると毒が消える」「虫に食われた跡のキノコは食べられる」「縦に裂ければ食用になる」などの迷信は決して信じてはいけません。毒キノコと食用キノコを見分けるのは難しく、専門的な知識が必要です。また、チョウセンアサガオの誤食(根をゴボウ、蕾をオクラ、葉をモロヘイヤ・アシタバ、種をゴマと間違って摂食)やスイセンの誤食(ニラと間違って摂食)による事故も起こっています。食用と確実に判断できない植物は採取、提供、販売、喫食しないようにしましょう。●●危危険険でですす!!フフググのの素素人人調調理理ははややめめままししょょうう熊本県では、営業としてフグの処理及び加工等の行為は、「熊本県ふぐ取扱条例」により規制されています。処理を行うには「ふぐ処理師」の免許が必要で、加工する「ふぐ処理所」は登録が必要です。詳しくは最寄りの保健所にお尋ねください。ツキヨタケの写真ドクツルタケの写真

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