フード・セーフティ
21/34

19腸炎ビブリオは、3~4%の塩分を好み、海水中に潜んでいる細菌です。特に水温が上昇する夏は海水中で大量に増殖するため、近海で捕れる魚介類から多く検出されます。20℃を超えると短時間でどんどん増殖するのがこの菌の特徴です。●●魚魚介介類類かからら感感染染腸炎ビブリオに汚染された魚や貝を食べると感染します。刺身などの生ものや加熱調理が不十分な食品には注意が必要です。また、塩分を含む食品(漬物など)が二次汚染され、事故となったことがあります。●●感感染染すするるととどどううななるる??食後12時間前後の潜伏期間を経た後、激しい腹痛、下痢、発熱、嘔吐などの急性胃腸炎の症状が起こります。症状は2~3日で回復に向かいますが、悪化すると1日に10回以上の水のような便が出ることがあり、粘液便や血便になることもあります。脱水症状にも十分な注意が必要です。●●予予防防法法はは??腸炎ビブリオは、真水や熱に弱い細菌です。調理する際は、水道水の流水でよく洗いましょう。また、使用した調理器具も水道水でよく洗浄します。加熱する際は、十分加熱しましょう。買ってきた刺身などは、4℃以下の冷蔵庫に保存し、早めに食べましょう。腸炎ビブリオと同じ仲間で、塩分を好み、夏の海水中に多く存在している細菌です。感染すると、7~24時間の潜伏期間の後に突発的に発症し、四肢に致死性筋膜炎を起こし、短期間で急激な敗血症を引き起こす致死率の高い疾患です。症状は主として、四肢皮膚症状、発熱、悪寒戦慄、消化器症状、全身倦怠感、血圧低下などで「人食いバクテリア」と騒がれました。熊本県で患者の発生が多く見られます。肝臓疾患や糖尿病等の方は発症のリスクが高いと言われており、生食用の魚介類や非加熱の魚介類加工品の摂食を控えることが重要です。食品以外にも夏の海辺には注意が必要で、手足の傷口から感染した事例も報告されています。腸炎ビブリオによる食中毒は、夏場(6~9月)に集中して発生するので、この時期の魚介類の摂食には十分に気をつけましょう。①低温に弱いので、鮮魚介類、刺身は冷蔵庫で4℃以下で保存しましょう。②鮮魚介類を購入したときは、できるだけ早く帰宅し、冷蔵庫に入れましょう。③塩水を好む反面、真水に弱いので、水道水の流水でよく洗いましょう。④食品の中心部が75℃以上で1分間以上加熱するようにしましょう。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です