フード・セーフティ
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15ノロウイルスは直径およそ38nm(ナノメートル)(1nmは1mmの100万分の1)という小さな球体のウイルスです。ごく少量でも感染し、抵抗力の弱い高齢者や幼児が感染すると重症化する危険があります。●●人人かからら人人へへもも感感染染ノロウイルスは人の腸内で増殖します。人の糞便などに含まれたウイルスが川や海に流れ出て、二枚貝の中に蓄積され、それらの食品を生や十分に加熱調理しないで食べた場合に感染すると考えられています。また、感染者の嘔吐物や糞便などを介して人から人へと感染することもあり、ウイルスに感染した食品取扱者によって食品が汚染され、食中毒となるケースも多くなっています。●●感感染染すするるととどどううななるる??ノロウイルスによる主な症状は急性の胃腸炎です。1~2日の潜伏期間を経た後、吐き気、嘔吐、下痢、発熱(38℃以下)の他、頭痛や上気道炎など、かぜに似た症状が現れることもあります。症状は1~3日で治まりますが、便には2週間以上ウイルスが排出されるといわれています。その間、感染者は、調理加工はもちろん食品の取扱い作業を控え、他の人への感染拡大防止に努め、手洗いや消毒の徹底、入浴や洗濯物の取扱いにも配慮が必要です。●●予予防防法法はは??二枚貝などを調理する際は、手指、調理器具、水などを介して他の食品を汚染しないように注意しましょう。ノロウイルスは、十分に加熱すれば死滅します。食品の中心温度が85~90℃以上で90秒間以上になるよう加熱しましょう。また、感染者を介して人から人へ感染することもあるので、手洗いやうがいなどに日頃から心がけることが大切です。(平成21年のインフルエンザ流行対策として手洗い・うがいの励行が徹底され、結果としてその年の感染性胃腸炎の発生が減少しました。)手指や包丁、まな板などの調理器具を介して他の食品等が病因物質で汚染されることを「二次汚染」といいます。二次汚染を防ぐために、次のことに気をつけましょう。①二枚貝を扱った後やトイレの後は十分に手洗いや消毒をしましょう。②魚介類用の調理器具と生で食べる食品の調理器具は、それぞれ専用としましょう。③生の魚介類を水洗いするときは、洗浄水が飛び散らないように注意しましょう。④嘔吐物の処理は、使い捨てのエプロン、手袋、マスク等を用い、少人数で手早く行いましょう。汚物を取り除いた後、高濃度の次亜塩素酸ナトリウム液で全体を覆い浸すか、85~90℃以上温熱保持するなど、感染拡大防止措置を行いましょう。

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